「平和冬のつどい」
12月8日、先の大戦の開戦記念日に毎年開かれる広島医療生協平和冬のつどい。
オープニングを明るい沖縄音楽でスタートした医療生協OBのSさんと現役職員Yさんの三線とギターのユニットは、最後にピアノの伴奏で40年前のこの日、凶弾に倒れた元ビートルズで反戦活動家のジョン・レノンの不朽の名曲、「イマジン」を熱唱。「世界中の人々が平和に暮らせる日をみんながひとつになって実現させよう!」と呼びかけるジョンのメッセージを皆で噛み締めました。
つどいでは、この夏全面勝訴判決の下った「黒い雨訴訟」(国側が控訴中)について、「そもそもこの運動の発端は、安佐地域の広島医療生協組合員さん方の、75年前黒い雨を浴びたことによる健康被害を出し合い集まったことが始まりだった」と、その頃からの組合員で当時、「被害者の会」の立ち上げ等に関わられた武田知明さんが記念講演。
当時の歴史や経緯を紹介し、「健康被害の実態を見聞きした者として勝訴判決に確信を持っている」と語りました。
そのあとの平和ゼミナール参加者による報告に続いて、今年15年目となる被爆体験聞き取り集「ピカに灼かれて」作成の取り組みを参加した2年目の職員たちが変わるがわる熱く語りました。集会にはマスコミ各社も駆けつけ、広島ホームテレビや毎日新聞で当日の様子が報道されました。